子ども食堂コラム|寄付・支援

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このコラムは 池田真市 子ども食堂基金 が運営しています。

ラーメンがつなぐ地域の温度 ― 一風堂と子ども食堂が共催した支え合いのかたち

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ラーメンがつなぐ地域の温度 ― 一風堂と子ども食堂が共催した支え合いのかたち

ラーメンがつなぐ地域の温度 ― 一風堂子ども食堂が共催した支え合いのかたち

著者:池田真市(子ども食堂基金 代表)

 福岡県苅田町で開かれた「こどもの台所」と一風堂の無料ラーメン提供イベントのニュースを見て、胸が温かくなりました。単なる食事の提供ではなく、“地域の力が子どもを支える場”がそこにあったからです。子ども食堂は社会的に注目され、期待も課題も語られるようになりましたが、実際にはこうした地道で温かい取り組みが、全国各地で静かに広がっています。

 ラーメン店「一風堂」を展開する力の源ホールディングスは、2021年から「ラーメントラックプロジェクト」を続けています。「全国12カ所で子ども食堂と連携」というスケールの大きさも驚きですが、何より、企業が子どもの居場所づくりに寄り添おうとしている姿勢に心を動かされます。300食の熱々のラーメンは、ただの“食事”ではなく、地域の誰もが参加できる「支える側にもなれる」経験そのものでした。

 今回の会場となった「こどもの台所」は、10年にわたり活動を続けてきた子ども食堂です。小学生が自分たちで料理を作り、地域の人にふるまうという、まさに共助の象徴のような場。40人もの子どもたちが参加しているという事実は、この10年間で地域に深く根付いた証拠でもあります。寄付や企業支援に頼りながら、それでも前向きに続けてきた姿勢に、大きな力を感じます。

 「だれにでも生活が急に苦しくなることは起こりうる」。運営団体の代表である石田さんの言葉には、子ども食堂の本質が凝縮されています。困っている人の問題ではなく、「いつか自分や家族も助けられるかもしれない」という共通の課題。その現実を受け止めながら、互いに支え合う仕組みを地域でつくり続けることこそが、子ども食堂の価値だと私は思っています。

 今回の無料ラーメン提供は、企業と地域、子どもと大人が自然に混ざり合う“みんなの場所”をつくりました。誰かが誰かに一方的に与えるのではなく、「一緒に食べる」「一緒に支える」関係が広がる。こうした場が増えるほど、子どもの貧困や孤立について語る時の空気がやわらぎ、偏見や誤解も少しずつ薄れていきます。

 子ども食堂は、特別な人のための特別な支援ではありません。地域の一人ひとりが「気づいた時に、できる範囲で」関わることのできる仕組みです。今回のニュースは、そのことを改めて教えてくれました。私自身も、子どもたちと地域の未来のために、できることを着実に続けていきたいと強く感じています。

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日本の子どもの 9人に1人が貧困状態です。
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参考:

朝日新聞デジタル(2025年11月18日)「ラーメン無料提供、一風堂の運営会社と子ども食堂が共催 福岡・苅田

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